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「訪問買取」に騙されない!大切な財産を守るための知識

2025.10.10 おすすめ情報

「訪問買取」に騙されない!大切な財産を守るための知識

当店の出張買取りサービスや家財整理のカタヅクをご利用いただくお客様から「訪問買取」についての悩みや相談が多く、ご要望がありましたので事例とともに記事にしました。

 

1. その「不用品回収」は、あなたの「宝」を狙うワナかもしれません

 

「古い着物、食器、まとめて買い取ります」「不要なものを無料で引き取ります」

このような電話やチラシを見て、自宅に買取業者を招き入れてしまった経験はありませんか?

近年、消費生活センターには、「訪問購入(押し買い)」と呼ばれる悪質な買取トラブルの相談が急増しているそうです。一見価値がなさそうな不用品の買い取りを口実にあなたの家に入り込み、本命である貴金属やブランド品を、相場より遥かに安い価格で強引に買い取っていくのです。

特に、訪問買取の経験が少ないご高齢の方や、一人暮らしの方を狙った手口が目立ちます。大切な思い出の品や、価値ある財産を不当に奪われる被害から、あなた自身とご家族を守るために、悪質業者の手口、狙われやすい物品、そして具体的な対策を知っておきましょう。

 

2. なぜ狙われる?悪質業者が欲しがる「本命」の物品

 

悪質業者は、処分に困るものを「エサ」として使い、本当の目的である高額転売が可能な物品に誘導します。

入り口の物品 業者の本当の目的 典型的な「押し買い」の手口
着物、古着 貴金属・宝石、高額なブランド品 「着物は古くて値がつかない。その代わり、指輪やネックレスは見せてくれますか?」と、本命にすり替える。
古い食器、皿 貴金属、アクセサリー 「お皿は100円にしかなりません。他にも、奥に高価なものが眠っていませんか?」と執拗に聞き出す。
ブランドバッグ 貴金属・宝石 「バッグの査定に時間がかかるので、その間に他のものも見せてください」と、居座りの口実にする。

事例1:「お皿」や「古着」の査定のはずが…

自宅に電話があり、「履かなくなった靴や古着」「不要な食器・お皿」などを買い取ると言うので訪問を承諾した。しかし、訪問してきた業者は用意した不用品には目もくれず、「他に貴金属はないか?」「金歯や指輪はないか?」と、しつこく要求してきた。

【業者の狙い】 「古着」や「食器」は単なる自宅に上がるための口実(エサ)です。事前に承諾していない物品(貴金属など)の買い取りを勧誘することは、特定商取引法で禁止されている違法行為です。

 

事例2:ボランティアや大手企業を装う「なりすまし」

「ウクライナに送るための衣類を集めている」「困っている人を助けるために買い取っている」など、ボランティアや寄付を装って信用させたり、誰もが知る大手買取店の名前をかたったりして、安心させて家に上がり込もうとする。

【業者の狙い】 消費者の善意や警戒心の緩みを利用して、家に入る正当な理由を作り出し、後の強引な勧誘を円滑に進めることです。

 

特に注意!狙われたら最後、「二束三文」で買い叩かれる物品

  • 貴金属・アクセサリー:最大のターゲットです。「鑑定してあげるだけ」「売らなくていいから」と見せさせ、見せた途端に態度が豹変。「汚れがある」「相場が下がった」などと理由をつけ、市場価格の数十分の一という不当な価格で強引に買い取ろうとします。
  • 着物:価値の判断が難しいため、「古い」「シミがある」など難癖をつけ、「まとめて数百円」と買い叩かれる被害が多発しています。大切な記念の着物や、高級な呉服であっても、本来の価値は無視されます。

 

3. 知っておきたい!悪質訪問買取の狡猾な手口と実態

 

悪質業者は、消費者に考える隙を与えず、恐怖心や心理的な圧力をかけて契約を迫ります。

 

①:アポなし訪問と違法な勧誘

消費者が要請していないのに突然訪問したり、事前に電話で「不用品の引き取り」とだけ約束して訪問し、貴金属の買い取りを勧誘したりする行為は、特定商取引法で禁止されている違法行為です。

  • なりすまし: 大手業者や「ボランティア」「公共機関の関連」などを装い、信用させて家に入ろうとします。
  • 不招請勧誘(ふしょうせいかんゆう): 査定の依頼がないのに突然訪問し、勧誘すること。これは法律違反です。

 

②:強引な「居座り」と「押し買い」

一度家に入ると、彼らは簡単には帰りません。←これはこの記事を担当している私も経験があります。

「売ってくれるまで帰らない」「今すぐ決めてくれないと困る」と長時間居座り、高圧的な態度で契約を強要します。この強引な勧誘を断り切れず、恐怖心から契約してしまうのが「押し買い」の典型的なパターンです。中には、売主の承諾なく勝手に買取書に印鑑を押すという悪質な事例も報告されています。

 

4. 被害に遭わないために!今日からできる3つの鉄則

 

悪質な業者から身を守るための最大の対策は、「関わらないこと」です。

 

鉄則1:安易に家に入れない、物品を見せない

  • 玄関先で対応: 訪問されても、絶対に家の中に招き入れないでください。インターホン越しやドアチェーン越しに、用件を確認し、必要なければきっぱりと断りましょう。
  • 貴重品は隠す: 貴金属、アクセサリー、通帳、印鑑などの貴重品がある場所は、査定員に見せない・近づけさせないようにしましょう。
  • 見せない断る勇気: 「査定だけは無料だから」「見せるだけなら」という言葉に惑わされないでください。売るつもりのないものは、きっぱりと「持っていません」「お断りします」と伝えましょう。

 

鉄則2:業者の身元確認を徹底する

  • 名刺と許可証の提示を要求: 訪問者には必ず名刺をもらい、「行商従事者証」や「古物商許可証」の提示を求めましょう。提示を拒む業者は悪質である可能性が高いです。
  • 実在確認: 会社名や電話番号をインターネットで検索し、「会社名+口コミ」「会社名+評判」で調べてください。情報が少なすぎたり、悪い評判が目立つ場合は、絶対に取引を避けてください。

 

鉄則3:一人で対応しない、家族で情報を共有する

  • 複数人での対応: 可能であれば、家族や知人に同席してもらい、第三者の目がある状況で対応しましょう。悪質な業者は、一人だと分かると強気に押し買いを仕掛けてきます。
  • 注意喚起: ご高齢の家族がいる場合は、この情報を共有し、知らない電話や訪問には出ないよう、事前にルールを決めておきましょう。

 

【重要】貴金属・ブランド品は「持ち込み」が断然安心

 

① 心理的プレッシャーからの解放
店舗というオープンな場所では、業者は強引な勧誘や居座りができません。提示された査定額に納得できなければ、「持ち帰ります」と簡単に断ることができます。

② 査定価格の比較が容易
貴金属は相場、ブランド品は流行で価格が変動します。複数の店舗を回って査定額を比較することで、最も高い価格で売却する機会を得られます。訪問買取では、他社の査定額を比較する余裕すら与えられません。

③ 専門性と安心感
貴金属やブランド品の専門店に持ち込めば、その日の相場や商品の市場価値を熟知したプロが、適正な価格で査定してくれます。実店舗を持つ業者は、信用を重視するため、悪質な「押し買い」を行うリスクが非常に低いと言えます。

リサイクルショップ「四次元ポケット」は、総合リサイクルショップとして幅広い商品を取り扱っております。もちろん貴金属やブランド品などの取り扱いもございます。お買取りや不用品に関するお悩みの相談承ります。お気軽にお問い合わせください!

 

※当社ではアポなしの訪問買取りは行っておりません。お買取りや不用品の相談がある場合に「出張買取り」にてお伺いしています。